(1)背景と経緯 日本の家庭から出るゴミは年間で約3,350万トン(平成17年度)、このうちの約1/3(約1,100万トン)は食べ物由来のゴミ(食品廃棄物)である。食品関連業者からの食品廃棄物の排出量も約1,100万トン(平成17年度)である。この活用可能なバイオマス資源量の総計は2,200万トンとなる。その上、その中に本来食べられる可食部分と考えられる量が500~900万トン(約23~41%)にものぼる状況である。 この食品廃棄物がどのように扱われているかと言うと、大雑把な数値だが、飼料、堆肥、メタンガス回収などに利用されているものが800万トン、焼却や埋め立て処分されている量は1,400万トンにも及ぶ。 日本の食料カロリーベース自給率は40%(総農産物生産量は5,600万t、自給率約60%)、食べ物の多くを外国から輸入している国が、約25%の大量の食べ物を捨てており、食品ゴミ量を減らす