4月の韓国総選挙を控え、韓国内での公安弾圧が再び強まっています。 全国教職員労働組合(全教組)への弾圧もそうしたものの一つで、1月18日には、旧KCIAを前身とする 国家情報院によってパク・ミジャ全教組筆頭副委員長ら4人の幹部宅への家宅捜索が行われています。 容疑のなかには、ノ・ムヒョン政権時代に盛んに行われてきた南北の民間交流や、韓国内にも広がった在日 の朝鮮学校支援なども含まれているとのことです。 韓国では、4月総選挙で民主統合党(注)、統合進歩党(注)をはじめ野党が勝利するとの見方が圧倒的 で、李明博政権与党のハンナラ党はあまりの不人気のゆえに党名改称まで検討する状況です。 【注】昨年12月、民主党を中心とした統合新党として「民主統合党」、民主労働党を中心とした 統合新党「統合進歩党」が相次いでつくられ、両者間で選挙区調整も進められている。 軍事政権以来、保守勢力が必死で巻き返そうと