米国ポテト協会はこのほど、米国医師会雑誌(ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション)に発表された研究結果をもとに、健康に対するポテトの有益性について発表した。 ポテトは栄養が豊富な食材の一つ。皮付きの中サイズ1個(約150g)の大きさで、一日の摂取量の約半分(45%)のビタミンCや、バナナ1本分よりも多いカリウム(620mg)を摂取することができる。しかも脂肪、ナトリウム、コレステロールは含んでおらず、カロリーも110キロカロリーと低めとなっている。 一方、ポテトはグリセミック・インデックス(GI値)が高い食品として分類されている。GI値は食後血糖値の上昇度を示す指標のことで、高GI食品は、一気に血糖値を上昇させるため、血液中の糖の処理に多量のインスリンが分泌されたり、分泌が追いつかなくなったりするとされている。そのため、心血管疾患や糖尿病のリスク要因とも考えられてきた。