愛媛県警が20歳の女性を誤認逮捕し、本部長が謝罪しました。しかし「自白の強要」は認めていません。15年前、白バイとの事故で冤罪を着せられかけた高校生の母親が、県警の姿勢に疑問を呈します。(柳原三佳・ノンフィクション作家) 県警の捜査に異を唱えた母 「愛媛県警に誤認逮捕され、自白を強要されたという20歳の女性、お若いのに執拗な捜査に負けず、本当によく頑張られたと思います。しかし、この件に対する本部長の認識には、本当に怒りがこみ上げてきました。」 そう語るのは、愛媛県松山市に住む山本純子さん(50)です。彼女が注目する「愛媛県警の誤認逮捕」とは、8月2日に報道された以下の件です。 ■誤認逮捕 取り調べに愛媛県警本部長「ただちにアウトではない」(「毎日新聞」2019.8.2) <愛媛県警松山東署に窃盗容疑で誤認逮捕された松山市内の20代の女性が1日に手記を発表したことを受け、県警の松下整本部長が