ポルシェの創立者であるFerdinand Porsche氏はかつて次のように語っていました。「我々は、誰にとっても『本来は不必要だけれど、誰もが欲しがる車』を作っていく」 車種によってポルシェは4秒で時速100キロに達することができるものの、このような瞬発力のある車が日常生活において果たして「必要」なのかというと、答えは冒頭の創立者が言うように「ノー」なのでしょう。 それでもドイツでポルシェが根強い人気を誇るのは、ポルシェに「必要性」以外の魅力があるからです。 時速制限のないドイツの高速道路で誰よりも早く走れるという爽快感、ポルシェに乗っている時の他人からの羨望の眼差し、そして何よりも「最もカッコいいスポーツカー」というイメージに助けられてドイツのポルシェは人気を保ってきました。 ところがドイツでは最近、「ポルシェに対してポジティブなイメージを持っている」のは「ほぼ全員が男性」だということ