私の身体に膨らんだ乳房がついていることも、子宮がついていることも、卵巣から毎月排卵が起こり、妊娠しない月は子宮内膜が血液と共に体外に出る「月経」という仕組みも、とにかく嫌だった。女体である自分に嫌気がさして、女体として扱われることにも嫌気がさしていた。生理痛があまりに辛く、血を垂れ流しながら泣く泣く一晩過ごすのも、痴漢に遭うのも、今まで楽しく語り合っていたはずの人のちんこが勃起して“そういう雰囲気”になるのを止められないのも、私が女(の体)に生まれたからなんだ、と、自分のせい、女体のせいにしていた。 居酒屋で働いていた時、佐々木希似の店員が「生理痛がつらいんです」という話をしていたら、隣に座っていたサラリーマンがすっごく機嫌悪そうに「そういう話、汚いよね〜。公の場ではやめてもらえないかな?!」と言った。 でも、中学生の頃に限らず、大人になってからも、下ネタはもちろん「勃起した」「1日○回は