パナソニックとの協業検討を開始すると発表した先日の会見で、トヨタの豊田章男社長は「2030年に550万台」の電動車を販売すると宣言した。これは販売するクルマの半分を電化するという野心的な目標だが、実現可能なのか。トヨタ自動車の寺師茂樹取締役副社長は説明会を実施し、目標達成に向けた道筋の一端を示した。 トヨタ自動車の寺師茂樹取締役副社長が「電動車普及に向けたチャレンジに関する説明会」に登壇した トヨタとレクサスの両ブランドで車種展開、2020年代前半に10種類 トヨタが電動車と呼ぶのはハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)の4種類。環境問題に対応するため、車両の電動化は不可欠と考えるトヨタは、2030年にグローバル販売台数の550万台を電動車とする目標を打ち出す。 トヨタはスピード感を持って電動車を普及させる方針だ 内訳はEV