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  • 第1回「鉄屋が鉄をつくるのに事務所なんか要るか」:日経ビジネスオンライン

    人がまだ敗戦の虚脱感の中にあった昭和25年、西山弥太郎は、戦後初の臨海製鉄所を千葉市に建設する計画を発表した。戦後の資金不足・物不足の中で、資金5億円の会社が163億円の製鉄所を建設するという計画に対し、「暴挙」、「二重投資」といった激しい批判が湧き起り、「法王」と呼ばれるほど権勢をふるっていた一万田尚登日銀総裁からは「建設を強行するなら製鉄所の敷地にぺんぺん草が生えることになる」と毒づかれた(実際にはぺんぺん草ではなく「雑草」といった模様)。 しかし西山は「だれが反対しようと、やると決めたらやるんだ。わたしに金を貸さん人がいても、協力せん人がおっても、日一立派な従業員を持っているのだから、絶対にやれるよ」と、毫もひるむことなく、給料を遅配するほどの資金不足に喘ぎながら、千葉製鉄所建設を成し遂げ、日の高度経済成長の扉を開いた。 たぐいまれな先見性と変わらぬ不動心 大正8年に東京帝

    第1回「鉄屋が鉄をつくるのに事務所なんか要るか」:日経ビジネスオンライン
    kazgeo
    kazgeo 2012/07/06
    「西山の先見性は豊富な読書量と英語力」
  • 「ユニクロ」とパナ・シャープを分けるもの (3ページ目):日経ビジネスオンライン

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    kazgeo 2012/05/28
    アップルとユニクロのコラボは見てみたい!
  • 地域再生マーケティングの本命は「アート」である。:日経ビジネスオンライン

    彼女は土のにおいがする。星が読める。畑の小鳥は、彼女がそばにいても気にせず虫をついばむ。ふいに詩の一節が浮かぶ。「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ・・・」宮沢賢治がなりたかった「デクノボウ」がここに居る。 人にしてみれば当たり前に生きてきただけなのだろうけど。なんたって自らの人生を「煮えただねぇで煮ぃひりだ(煮詰まった)」と笑うのだから。そういえば、怒鳴る姿も泣きわめく顔も見たことがない。大切な想いは心の奥にしまって、ときどき取り出して見せてくれる。 田んぼと畑、飼っていた馬や家族の世話。19で嫁いでから働き通しの58年間。仕事を「ゆるい」(楽だ)とか「ゆるくない」(辛い)で量ったことはない、と言う。人の役に立つなら、やるだけ。シンプルな原則だけど、貫くのは簡単じゃない。 誰に褒められるでもなく、「自分が満足すればいい」と、淡々と畑仕事をする様子は、眩しい。 拝啓ばあちゃんさま。私もいつか、あ

    地域再生マーケティングの本命は「アート」である。:日経ビジネスオンライン
    kazgeo
    kazgeo 2011/08/22
  • これじゃあ、日本のモノが売れないはずだ!:日経ビジネスオンライン

    昨日28日から『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民になったのか?』が書店に並んだ。サイトでの「ローカリゼーションマップ」連載をまとめて、さらに書き下ろしの文章を加えている。最後のチャプターでは、ローカリゼーションマップの考え方を解説した。異文化市場向けに商品を作る際のヒントを提供できればと願っている。 今回より3回、連載書籍化にちなみ、通常の隔週のコラム掲載の谷間となる週に、新刊のテーマをめぐるインタビューを紹介していく。ローカリゼーションに詳しい3人の方に原稿を読んで頂いた上で、インタビューしたものだ。直接、書籍について語ってもらうというよりも、をネタに雑感を語りあうカジュアルなスタイルをとった。 トップバッターは、昨年末から著書『イシューからはじめよ』がベストセラーとなっている安宅和人さん。東京大学で修士号を取得した後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに勤めたが、一転してイェー

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  • JAL問題で露呈した、日本の経営者人材の枯渇:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日航空の破綻は、想像以上に日に大きな衝撃をもたらしたと私は考えている。前年には学生の就職人気ランキングにも上位に顔を出し、経営環境は厳しいながらも、企業としては超一流と認識されていた会社である。危機が叫ばれるようになって以降、そんな会社から驚くほどの実態が次々と伝えられるに至ったことは、日のビジネスパーソンにとっても大きなショックだったと思う。だが実は私には、その後の日航空の動きにも、ショックは続いていた。 法的整理に向かった日航空の再生は、企業再生支援機構の手に委ねられることになった。そして、その難しい再生の先導役のCEOに就任したのが、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんである。この人選に関しては、マスメディアも含めて異論はほとんど出な

    JAL問題で露呈した、日本の経営者人材の枯渇:日経ビジネスオンライン
  • 店員さんの「いらっしゃいませ」は、実はひとりごと~『「空気」と「世間」』 鴻上 尚史著(評者:朝山 実):日経ビジネスオンライン

    「おつかれさまです」 職場に電話で連絡をいれるたび、相手の第一声になかなか慣れることができなかったものだ。ずいぶん昔、社会人になりたてのころのことだけれども。 外回りに出ては図書館で時間をつぶすことが多く、そんなうしろめたい気分があったから、余計に。内勤になってからも、自然に「おつかれさまです」が出るまでに、これまたずいぶん時間がかかり、それができるようになったころには辞表を出していた。 だから午後の電車で、大音量の着信音が鳴り響き、日焼けしたサングラスの若者がケータイを手にするや「おつかれさまです」と応えるのをまぶしげに眺めていた。 若者は、組んでいた足を下ろし、声を小さくしていた。なんとなく聞き耳を立てていたのだが、相手は「センパイ」で、いまイベントの仕込みをしていて、近くにいるならメシをおごってやるとのお誘いの電話らしい。若者は「いいっすねぇ」と答えていたものの、どこそこへ行くところ

    店員さんの「いらっしゃいませ」は、実はひとりごと~『「空気」と「世間」』 鴻上 尚史著(評者:朝山 実):日経ビジネスオンライン
  • 「成長か、死か」。これが人生のルール:日経ビジネスオンライン

    米国で「伝説の名コーチ」として名高く、実業界からの講演依頼がひっきりなしのルー・ホルツ氏。日人として初めて米ゼネラル・エレクトリック(GE)シニア・バイス・プレジデントに就任した藤森義明氏。「東京大学アクション・プラン」を策定して大学改革を推進した前東大総長の小宮山宏氏。 この3人をつなぐキーワードが、アメリカンフットボールだ。ホルツ氏は、名門の米ノートルダム大学で史上2人目となる100勝コーチとなった経歴を持つ。一方、藤森氏と小宮山氏はともに大学時代をアメフト部で過ごしている。そんな縁ある3人が集まって、「スポーツ」「ビジネス」「教育」それぞれの立場からリーダーシップ論を展開した。このクローズドセミナーの様子を、日と明日にわたって伝えていく。 ルー・ホルツ 「米大学アメリカンフットボール界のレジェンド」と呼ばれる名コーチ。44年間にわたるコーチ生活で率いた6大学を、いずれもレギュラー

    「成長か、死か」。これが人生のルール:日経ビジネスオンライン
  • リーダーは自然には生まれない:日経ビジネスオンライン

    戸田 顕司 日経ビジネスベーシック編集長 「日経ビジネス」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長などを経て、2018年より日経ビジネスベーシック編集長。OneNB編集担当部長も兼務する。 この著者の記事を見る

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  • 意味のない会話をいたしましょう:日経ビジネスオンライン

    ご覧になりましたか、NHKスペシャル。「シリーズ 女と男」という番組です。 1月11日と12日、それから18日の3回に分けて放送されました。キャッチコピーの「最新科学が読み解く性」という小難しい雰囲気にちょっとたじろぎましたが、実のところはとてもとっつきやすい番組でありました。 中でも私がかぶりついて見たのは、第1回の「惹かれあう二人 すれ違う二人」 ありがたいお知らせを携帯メールで受けて、この時間帯にテレビの前にいそうな何人かの知り合いに「NHKで面白そうな番組やるよ」とメールしてテレビをつけると、 1993年の発売時に一世を風靡した「愛はなぜ終わるのか? 結婚不倫離婚の自然史」の著者も登場しておりました。 番組の前半は、男女はそれぞれお互いのどこを見て惹かれあうのかとか、恋愛中はどのような思考回路になりがちなのか、そしてそれに性差はあるのかとか、また、4年で離婚するカップルが多い(

    意味のない会話をいたしましょう:日経ビジネスオンライン
  • 手厚いセーフティーネットが強い国を作る (5ページ目):日経ビジネスオンライン

    篠原 匡 ニューヨーク支局長 日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。 この著者の記事を見る

    手厚いセーフティーネットが強い国を作る (5ページ目):日経ビジネスオンライン
  • 【19】企業はオーケストラではなくジャズバンドに:日経ビジネスオンライン

    少し前、欄の担当編集者と会った際、彼は開口一番「先週はなかなか連絡がつかなくて…」と、もごもご言って頭を下げた。その「先週」は私のスケジュールが立て込み、このコラムの原稿のやり取りにかなりの緊張感があったのだが、編集者のオフィスに何度連絡してもつかまらず、いささか閉口した。 携帯電話に直接かければよかろう、と読者の皆さんは思われるだろうが、彼はいまだに携帯電話を持っていないことを嬉しそうに語る男なので、いったんオフィスを出てしまうと、彼から連絡が来るまでこちらはお手上げなのだ。編集部の人に相談しても、「連絡手段がないので、彼から電話があるのを待っていただけますか」と言われてしまった。 そういうことがあったので、「そんなに長いこと机を離れて何をしていたのか」と聞くと、彼は「インターネットビジネスの世界でよく知られている起業家のジェイソン・カラカニス氏が来日したので取材し、さらに一緒に秋葉原

    【19】企業はオーケストラではなくジャズバンドに:日経ビジネスオンライン
  • 【1】バブルの申し子?年齢不詳?「平成女子」はどこへ行く:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 私が2006年9月~2007年3月まで、日経ビジネス オンラインで連載していた「U35男子マーケティング図鑑」では、今の世代の様々な「男子たち」の姿を紹介してきました。 またこの連載は昨年、単行『平成男子図鑑』として刊行され、とくに「草男子」への反響は大きく、草男子をテーマにした書籍が出たり、雑誌の特集も組まれたりしました。 私は学生時代から、女子学生の就職を考えるミニコミ「私たちの就職手帖」を編集していたこともあり、その後もずっと女性をテーマにして仕事してきましたから、自分が男性について書くことになるとは思ってもいませんでした。 そんな私が、「今どきの男性は変わってきているな」と思うようになったのは2000年くらいからでした。 1つに

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  • 第7講 人を動かすのは、野心ではなく本心:日経ビジネスオンライン

    「人は生き続ける限り、どんな苦しい経験をしたとしても、それはプラスに働く。むしろ、次からその失敗をしないように気づかせてくれたんだから、感謝の気持ちを持つべきだ」 早稲田大学国際教養学部教授のカワン・スタントは、母国インドネシアで中国系人種というだけで受けた迫害や、来日してからの差別に対しても、感謝の気持ちを表している。 騙されてお金を失う、裏切られて信用が地の底に落ちる、お金や信頼という基準を基に考えれば、確かにマイナスと考えてしかるべきだろう。だが、今後の人生において、その経験を必ず生かせる時が来る。スタントはそう信じている。 スタントが関心を寄せた人物 そんなスタントが関心を寄せたのが、先日の米次期大統領選挙で圧勝したバラク・オバマという人物だ。 1年前までは、全く命視されていなかった。だが1年間の選挙戦を経て、結果は大番狂わせの圧倒的な大勝に終わった。初の黒人大統領の誕生に米国は

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  • なるほど!訪日外国人の6割が感動した日本の魅力:日経ビジネスオンライン

    JNTO(国際観光振興機構)の「訪日外客 実態調査2006-2007(満足度調査編)」によれば、訪日外国人の9割以上が、訪日旅行に対して満足しており、再度の訪日を希望している。そして、日の魅力として6割強の訪日外国人が挙げているのは「日人の親切さ」である。この日人のホスピタリティの高さは、「訪日前よりも上昇した日のイメージ」のトップにも挙げられている。「道を聞くと誰しもが一生懸命教えてくれる」「声をかけて無視する人がいない」という、我々日人にとっては当たり前すぎて自覚のない行動が、訪日外国人にとっては他国にはない素晴らしい魅力として映っているのだ。「おもてなし」―これは、日が世界に誇る大きな財産の1つである。 一方、日の生産性を「労働生産性」という指標で国際比較すると、残念ながら、その低さが目立つ。内閣府発表によれば、主要国の中で日の労働生産性は最下位(2005年)。全体で

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  • 「何も選ばない」生き方のすすめ:日経ビジネスオンライン

    米国に端を発した金融危機、日々口にするようなべ物の汚染発覚など、いまや「不安」が常態となっている。 不安な時代が叫ばれるほど、その裏返しに「こうすれば確実に成功を得られますよ」といった、生き方やノウハウの話がもてはやされる。思えば、家庭や学校で教えられた「自分の頭で考え、決断できる人になりましょう」といったこともノウハウの1つでしかなかった。 ある程度の年齢を重ねれば、そんな法則が当てはまらない多くの例外を目にするが、むしろ例外の方が主流なのではと思えてくる。 世の中、思いどおりに行くことのほうが珍しい。努力して成功したが、健康を害した。財産を失ったが、愛する人と巡り会えた……。手に入れるとは失うことであり、その逆も真だと思えることが多い。すべてが偶然ならば、自分の意志で成し遂げられることは、そう多くはないのではないか。 そもそも人は、いつ死ぬかは分からない。だが、“老い”や“病”を得て

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  • いま金持ちがなすべきこと、してほしいこと:日経ビジネスオンライン

    (前回「計算上は正しい。でもそうは見えない」から読む) ――今、東京にいるお金持ちは、例えば六木ヒルズの上層階に住むという発想はあっても、青山墓地ぐらいの土地を買い占めて、そこを森にして小さい屋敷を建てて、あとはほったらかしの空き地にする、ということはしません。お金があるのだったら、いっそのこと、そっちを考えてほしいと思うのですが、いかがでしょうか。 養老 ロスチャイルドだな。ロスチャイルド家のばあさんが、イギリスに50ヘクタールの庭を持っていてね。そこでシフゾウ(注・四不像Elaphurus davidianus)というシカを飼っていたんですよ。シフゾウは原産地で絶滅しちゃって、清朝の庭だけで増えていたという伝説のシカでね。そいつを放して200頭になっていたというんだけど、面白いでしょう。そこにぜひ虫を取りに来なさい、と僕は許可をもらったんですよ。結局、行けなかったんですけどね。 で、

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  • 社員が壊れる【1】“抜け殻”正社員、派遣・請負依存経営のツケ:日経ビジネスオンライン

    番組を作れないテレビ局、プログラムが書けないIT企業──。 気がつけば、日中が「正社員だけでは何もできない会社」だらけになった。 コスト削減を優先するあまり、多くの企業が陥った派遣・請負依存の構図。 偽装、捏造、不具合が頻発するのは他人任せの“抜け殻”正社員が増えたから。 非正社員の正社員化や高卒採用拡大の動きも、まだ付け焼き刃の域を出ない。 短絡的な外部依存が、どれだけ現場を退化させたか。 正社員のあなた、そしてあなたの会社は、それに気づいていますか。 (編集委員 大西 康之、安倍 俊廣、熊野 信一郎)

    社員が壊れる【1】“抜け殻”正社員、派遣・請負依存経営のツケ:日経ビジネスオンライン
  • KY空幕長の国益空爆:NBonline(日経ビジネス オンライン) 伊東 乾の「常識の源流探訪」

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン この記事がオンエアされる日の11月5日は、米国は大統領選挙の真っ最中に当たります。そこで今回は大統領選挙と金融不安対策を、一連のノーベル賞の話題とも関連づけてお話しよう…などと思っていたところ、トンでもない話が降ってきました。 航空自衛隊の田母神俊雄・前空幕長の「論文」と「更迭」の問題です。ちょっと調べてみて、これは触れないわけには行かないと思いました。先に結論を言えば、不用意かつ「あなた任せ」の情報発信は危機管理意識の欠如としか言いようがなく、KY=「空気読めない」自衛隊最高幹部が日の国益を空爆しているのと変わらない。ノーインテリジェンスです。いかにそれが無思慮かつ丸腰か、ポイントを具体的に指摘してみましょう。 「定年退職」で済む問題か

    KY空幕長の国益空爆:NBonline(日経ビジネス オンライン) 伊東 乾の「常識の源流探訪」
  • (1)300日戦争~金融恐慌が後押しした劇的な勝利 (3ページ目):日経ビジネスオンライン

    金田 信一郎 日経ビジネス編集委員 日経ビジネス記者、ニューヨーク特派員、日経ビジネス副編集長、日経済新聞編集委員を経て、2017年より現職。 この著者の記事を見る

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  • 【29】好感度アップ間違いなし!「共感」の質問テクとは?:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    「質問のテクニック」と言えば、相手の音を聞き出す、相手を狙い通りの方向に誘導する、など、情報収集や情報操作を目的に使用することが多い。 田原総一朗:「消費税、選挙前に上げるんですか?」 某経済閣僚:「前とか後というより、あくまでも経済情勢をしっかりと見極めて、ですね」 田原:「そんな曖昧なことを言うから与党の支持率が下がるんだ!」 田原さんは鋭い質問で相手に切り込み、揺さぶる。音を引き出すための武器として「質問の技」を繰り出している。 面接官:「今日は何時頃朝をとりました?」 受験生:「(「え? 志望動機とかじゃないの?」。想定外の質問にしどろもどろ)はい。えー、えー、まだべて(朝抜きはまずいよな)、いや6時頃…ですか」 こんな意表を突く質問。面接官は、日常の暮らしぶりばかりか自在な応対能力のチェックを意図して、戦略的に質問している。 アナウンサー:「ここはバントでいきますか