テレビの歌謡番組を取材するため昨年暮れ、東京都内のスタジオに記者が顔を出したときのことだ。 番組プロデューサーから、年輪を重ねた鬼瓦のようなゴツい顔の男性を紹介された。渡された名刺に「川岸咨鴻(ことひろ)」とある。長男、川岸一超(かずゆき)氏(39)が社長を務める芸能事務所、ENPASSの名誉会長、御年82歳である。 「僕のことを最近書いてもらった本があるんだ。今度、送るよ」-。別れ際、意外に(!?)愛嬌(あいきょう)のある笑顔で言われたが、正直忘れかけていた頃に1冊の本が届いた。表紙のメインタイトルは「川岸咨鴻伝」(発行・山中企画)。川岸さんのアップの写真とともに、副題には「コサキンを『3億年許さん!』と叱責した男」とある。 コサキンとは、穏やかな笑いを振りまく小堺一機(67)と関根勤(69)のことである。あの2人を「許さん」とはなんとも物騒な話。暴露本かと思って読み始めたら…。芸能界の
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