猛暑が続く東京都内で巻誠一郎さんに会った。 サッカー選手や元サッカー選手の私服姿に驚くことはないが、巻さんが背負うそのリュックの大きさには目を見張った。今も暮らす熊本から上京したためかと思えば、すでに主な荷物はホテルに置いてきたという。 「結構本を持ち歩いているんですよね」 そう言って見せてくれたリュックのなかには、数冊のサッカー関連の戦術本や指導書などがあり、なかには恩師イビチャ・オシムのものもある。 「あとは、ノートですかね。3、4冊は入っています」 そう言うと、A4サイズのいわゆる「大学ノート」を取り出した。 スマホよりノートを愛用する理由。 「現役時代はノートに何かを書くことは、本当にまれでした。オシムさんの時代に練習メニューを残していたくらいで、よくある『サッカーノート』すら書いたことがなかった(苦笑)。引退してからですね。いろいろなシーンで様々な立場や職種の方とお話する機会が増
他人の年収、やはり人間は気になってしまうようだ。 プロ野球のそれを調べてつくづく実感したが、特に“格差”というものに引き寄せられてしまう。 そして、プロアスリートの年俸が気になるのは日本だけではないようだ。 最もワールドワイドなスポーツ、サッカーでもそうだ。 イングランド、スペイン、ドイツ……欧州トップリーグがある各国メディアは試合結果やクラブ、選手同士の因縁を日々伝えているが、その大きな柱の1つに移籍の噂がある。 契約期間内にある選手を引き抜くための「移籍金(違約金)」、選手にとってより良い条件となる「週給」や「年俸」……その額はここ20年ほどでとんでもなく高騰している。自分たちとは縁のなさそうな天文学的な数字。現実離れすればするほど、実は愉快なエンターテインメントになるのかもしれない。 では彼らワールドクラスは、クラブからどれだけもらっているのか。そしてサッカーにもポジションによる格差
一握りの人しか舞台に上がれないプロスポーツの世界。セカンドキャリアを考え、再スタートを切った元選手は、どのような心構えがあったのでしょうか。元プロサッカー選手の阿部博一さん(32)は、念願のプロ契約になった年、戦力外通告を受けました。その後、アメリカの大学院に留学し日本で就職します。順調に次のステップに進めたのは、3年間で結果を出すと自分に課したこと、サッカー以外の世界も吸収しようとしていたことを心がけていたからでした。(小野ヒデコ) 【画像】「戦力外通告」されたサッカー選手「その後」の姿 <大学卒業後、クラブと契約。当初から「3年間で結果を出す」と心に決めていた> 小学校時代から、将来の夢はプロのサッカー選手になることでした。大学卒業後、当時九州リーグ(地域リーグ)に所属していた∨・ファーレン長崎(現・J1リーグ所属)に入団しました。 結果的に3年間ここに在籍するのですが、最初の2年はア
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く