先日、日本マクドナルドについて二つのニュースが大きく報じられた。一つはかねてから募集していたハンバーガーの名前が決まったこと、もう一つは今年1月の売り上げが大幅に改善したことだ。 売上の回復については、売上が35%の増加、客数は33か月ぶりに増加したという(いずれも前年同月比)。客観的な事実として数字に嘘は無い。しかしすでに多数の指摘がなされているように、昨年1月は異物混入の影響で前年同月比で売り上げが38%も急落した時期だ。それに対してプラスになっても回復と言える状況ではない。 今期は黒字への復帰見通しを公表しているが、前期に記録した347億円という上場来最悪の赤字からの復活は決して簡単ではないだろう。 ■マクドナルドを考える二つの問い。 先日、週刊誌の取材でマクドナルドに関するインタビューを受けた。アメリカの親会社による日本マクドナルドの株式売却に関連して、マクドナルドの転落と復活をテ
マクドナルドの話題が途切れずに続いている。昨年の鶏肉問題や異物混入事件が原因で2014年度決算は上場来初の赤字と報じられた。前社長・現社長の巨額報酬が現場の士気を下げているというニュースもあった。そして先日は早くも今年度の赤字拡大、早期退職者の募集、そして店舗閉鎖が大きく報道されている。 日本マクドナルドホールディングス(HD)は16日、今年2月の決算発表時点で未定とした2015年12月期連結決算見通しで、本業のもうけを示す営業損益が250億円の赤字になると発表した。前期よりも182億円悪化し01年の上場以来最大の赤字となる。赤字は2年連続。同時に本社(東京都新宿区)社員を対象にした約100人の早期退職募集や、不採算店舗131店を年内に閉鎖するなどの再建策も発表。 マック、上場来最大の営業赤字 今期見通し 早期退職100人募集 SankeiBiz 2014/04/17 最近ではマクド
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