夏休みもあと少し。新学期に向け、夜更かしなどで乱れた生活を直さなくてはならない。季節の変わり目で夏の疲れが出てくる時期でもあり、体調を整え、生活リズムを立て直すには「睡眠」が大きな鍵を握るという。(横山由紀子) ◇ ◆早起き早寝 「脳に効く『睡眠学』」(角川SSコミュニケーションズ)、「伸びる子どもの睡眠学」(恒星社厚生閣)の著者で滋賀医科大学睡眠学講座の特任教授、宮崎総一郎さんは生活リズムを整えるための眠りのポイントとして、「早起き早寝」「スムーズな起床・就寝」「食事」の3つを挙げる。 1つ目の「早起き早寝」。「『早寝早起き』ではないことがポイント」。人の体内時計は本来、約25時間周期で刻まれ、24時間周期の外部環境とは約1時間のずれが生じる。そのため、夜型の生活にずれ込んでしまいがちだ。だが、早起きして朝の光を浴びることで体内時計をリセットし、24時間周期で活動できるようになる。 太陽
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