中澤、憲剛、清武たちの共通点。 高校を卒業して横浜FMに加入した2005年、田中は、前年にJリーグMVPを受賞した当時27歳の中澤佑二に驚かされた。 「練習で『抜けるんじゃないか』なんて、まったく思えませんでした。ヘディングも勝てるわけがなくて、高校生とプロは、こんなにも違うのかと」 最終ラインには松田直樹もいた。川崎Fでは中村憲剛、伊藤宏樹、稲本潤一、C大阪では年下だが尊敬できる山口蛍、清武弘嗣とプレーした。 彼らには共通点があるという。 「いまになって分かるのは、みんな自分と向き合っているんです。試合に出られるか・出られないかを取っ払って、自分と戦っている。ひとつひとつのプレー、たとえばミスをしたことを、自分が許せるか。みんなに自分のラインがあって、そこに対して日々練習をしているから、オーラが出ていたのかな、と感じています」 気付いたことを言葉にして伝える。 チームメイトとして接してい
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