あなたもクセになっていないだろうか。米国で、男性が首を伸ばそうとしたところ、「ポキッ」という音がし、脳卒中を起こして左半身まひになったと報じられた。専門家によると、これは特殊なケースのようだが、肩こりや疲労の際に首を動かして音を鳴らす行為は「関節や神経を傷つける恐れもある」として危険性を指摘する声もある。 米CNNの報道によると、米オクラホマ州の男性が首に痛みを覚え、伸ばしたところ「ポキッ」と音がした瞬間、左半身がまひをし始めたという。男性は入院治療を受けたが、治療に当たった医師は「音が鳴った際、首の骨につながる動脈が破裂してしまった」と血管が切断されたとの見方を示したという。 これについて、「かなり特殊なケースだろう」とみるのは近畿大学奈良病院整形外科の戸川大輔准教授だ。 「腱がこすれたり、関節が適合性のある形に戻ったときに鳴ることも考えられるが、一概に危険ともいえない」という。