最近、「筋膜リリース」という手法が、さまざまなところで話題になっている。このサイトでも「肩こりと筋膜」の関係性に触れている。 今年1月に開催された「第50回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会」で、筋膜と糖尿病の関係性が発表された。発表者は、東京医科大学八王子医療センター糖尿病・内分泌・代謝内科の天川淑宏氏である。 天川氏によると、膝から下に合併症の症状があり運動療法ができない糖尿病患者に下腿筋膜リリース(Myofascial Release:MR)を施行した結果、身体活動量が平均17%増加したほか、体重の減少、HbA1c値の改善などが見られたという。 つまり下腿筋膜リリースは、運動療法の代替となる可能性があるというのだ。 筋膜リリースで機能が改善 この効果は、筋膜リリースを行ったことで、糖尿病患者の基礎代謝量や活動量が向上したことよる。糖尿病患者は、筋膜が糖化されてしまい、関節や筋肉が動
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