今夏、リーガ・エスパニョーラには、コロンビア代表MFのハメス・ロドリゲスやウルグアイ代表FWのルイス・スアレスなど、ブラジル・ワールドカップでお茶の間を賑わせたスターたちが次々とやってきた。前年度優勝クラブのアトレティコ・マドリードも補強費に1億ユーロ以上を投じるなど、例年になく、羽振りの良さが目立つ夏だったと言える。 そんな中、スペイン紙『アス』は、最近8シーズンもの間、一銭も支払うことなく次から次へと選手を獲得するクラブがあると紹介している。そのクラブとは、首都マドリードの“第三勢力”と言われるラージョ・バジェカーノ。同紙によれば、彼らが最近8シーズンで獲得した選手、計101名にかかったコストは“ゼロ”だという。またこの間、彼らはレンタル料すら支払っていないそうだ。 2007年夏、元スペイン代表MFフェリペ・ミニャンブレス氏がクラブのスポーツディレクターに就任した時から、今に続く補強術