■愚直かつ泥臭いサッカーでJ3優勝&J2昇格 11月18日、J3のブラウブリッツ秋田(以下、BB秋田)が、6節を残してJ3優勝を決めた。同日、2位のAC長野パルセイロが敗れたため、Jリーグ最速でのスピード優勝となった。また、BB秋田の優勝は2017年以来2度目。その後の2シーズンはいずれも8位に終わったが、今季はJ2ライセンスを交付されているため、悲願のJ2昇格も達成することとなった。 注目すべきは、スピード優勝と初のJ2昇格だけではない。6月27日の開幕戦から、クラブ新記録となる怒涛(どとう)の9連勝をマーク。11月3日には、ヴァンフォーレ甲府が2012年に打ち立てたJリーグ連続無敗記録(24試合)を塗り替えた。今季のJ1では、川崎フロンターレが6節を残して優勝に王手をかけているが、それでも2敗を喫している。対してBB秋田は28戦20勝8分け無敗、しかも得点はリーグ最多の49で失点は最少