メジャーデビューを果たしたニューヨークで再びマウンドに立ったパイレーツの桑田真澄【 (C)Getty Images/AFLO 】 物事のノウハウを熟知、若手の手本 パイレーツのオールドルーキー桑田真澄が、思い出の地ニューヨークに戻って来た。敵地ブロンクスでのヤンキース戦で夢のメジャーデビューを飾ったのは6月10日(現地時間)のこと。あれから約1カ月半が過ぎ、メッツとの3連戦を戦うために再び「世界の首都」の地を踏んだのだ。 初々しさばかりが目立った6月のデビュー当日と比べ、今回の遠征中は桑田のクラブハウスでのたたずまいにも変化が見えた。 ストレッチを始めるまでの空き時間には部屋中央のソファで英語の雑誌などを読みふけり、時にテレビ画面にも目をやる。チームメートや顔なじみの記者と軽く談笑を交わす。ほとんど初対面の筆者の背中も気軽にたたいてくれる。 日本人選手に限らず、メジャーに上がったばか