1990年代前半から普及し始めたグループウェア。メール、スケジュール管理、施設予約はもちろん、EIP機能、ワークフロー機能、文書管理機能なども搭載されるようになり、部門や組織の枠を越えて情報を活用できるITツールとして多機能化が進んでいる。しかし、キーマンズネットの独自調査によるアンケート(2007年7月実施、有効回答数:356)によると、導入中のグループウェアに不満を感じる人は43.5%もおり、ユーザは更なる機能性・拡張性を求めているようだ。そこで、ベンダからはPDA・携帯電話からのモバイル利用や、SFAをはじめとする他の業務アプリケーションとの連携などが提案されてきている。今回は、グループウェアの基本についておさらいしながら、モバイル対応や他のシステムとの連携など、最新動向を紹介する。 多機能化が進むグループウェアだが、その一方で、「機能が多過ぎてすべての機能を使いこなせず、結局はメー