「学問の自由」が保障されない社会に未来はない。「大学の自治」はそのための原則の一つである。 ところが安倍首相は、国立大学の入学式や卒業式での国旗掲揚や国歌斉唱について、参院予算委員会で「正しく実施されるべきではないか」と述べた。 下村文科相も「各大学で適切な対応がとられるよう要請したい」と語った。 政府による大学への不当な介入と言うほかない。文科省は要請の方針を撤回すべきである。 まず安倍首相である。国立大が「税金によって賄われていることに鑑みれば、教育基本法の方針にのっとって」実施されるべきだとの考えを示した。…… 本文:971文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。