伊坂幸太郎の小説世界を大胆に再構築した「魔王 JUVENILE REMIX」を代表作に持ち、気鋭のコミカライズ作家として注目を受けている大須賀めぐみ。ゲッサン(小学館)にて現在連載中の「Waltz」は「魔王 JUVENILE REMIX」の登場人物・蝉を主人公としたスピンオフ作品で、伊坂が同作のために書き下ろしたオリジナルストーリーが展開されている。 オリジナル作品とはひと味違う、原作とマンガの関係性が織り成すコミカライズの魅力にコミックナタリーは注目。今回の特集のため大須賀が初イラスト化した、伊坂小説のキャラクタービジュアルを公開するとともにイラスト化のポイントを大須賀自身にセルフ解説してもらった。さらに最新作「Waltz」の制作工程について訊き、コミカライズの真髄に迫る。 取材・文/淵上龍一 編集・撮影/唐木元 コミカライズ実践編。あの伊坂キャラを初イラスト化 ──今日はコミカライズの