陸上の男子４００メートルハードルで世界選手権で２回メダルを獲得している為末大選手が、現役を引退することになりました。 為末選手は８日から大阪市で始まった日本選手権の男子４００メートルハードル予選に出場しましたが、最初のハードルを跳び越える際に転倒し、この組の最下位で準決勝進出はなりませんでした。 為末選手は、大会前にロンドンオリンピックを区切りに今シーズンかぎりで現役を引退することを表明し、代表選考会を兼ねたこの大会で代表になれなかった場合は、その時点で引退すると話していました。 現役最後のレースを終えた為末選手は「オリンピックを目指して４年間やってきて、最後がこういう結果で悔しいが一言で言うと、気が済んだという気持ちです。これが人生最後のレースになると思います」と話し、改めて引退を表明しました。 そして、転倒しながらも最後まで走りきったことについては、「区切りをつけたい思いがありました。