救急搬送を迅速に行うため、総務省消防庁は、健康保険証と一体化したマイナンバーカードを救急隊が現場で読み取り、患者が通っている医療機関などの情報を活用する実証実験をことし5月から始めることになりました。 総務省消防庁によりますと、救急隊が患者の搬送先を決める際、通院している医療機関を参考にしますが、患者が意識を失っている時などは思うように情報が得られず搬送に時間がかかることもあるということです。 このため、総務省消防庁は、健康保険証と一体化したマイナンバーカードを救急隊が現場で読み取り、必要な情報を入手して搬送につなげる実証実験をことし5月に始めることになりました。 患者のマイナンバーカードを読み取り機に差し込むと、専用のタブレット端末で通院歴がある医療機関や処方された薬などを閲覧でき、正確な情報を搬送に役立てられるとしています。 情報の読み取りには、原則、患者本人の同意が必要ですが、意識を