ブック検索をめぐる意味不明の騒動 Googleのブック検索をめぐる和解について、騒ぎが広がっている。私のところにも、いろいろな出版社から告知が来た。多くの出版社が和解に参加するが、データベース化は拒否するという方針を打ち出しているようだ。私の本についてはデータベース化されているわけでもないので放置していた。 ところがいろいろな人が騒ぎはじめ、谷川俊太郎氏などが記者会見して「Googleは傲慢だ」とか「文化独裁だ」などと非難し、約180人の著作権者が和解から離脱すると語った。しかし、谷川氏を初めとする日本ビジュアル著作権協会は、この和解の内容を理解しているのだろうか。 まず基本的なことだが、今回の和解についての通知の主体は、Googleではなく第三者たる和解管理者である。この訴訟はアメリカではすでに終わっており、出版社側も和解に応じたのだから、非難するならアメリカの裁判所を非難すればいい(笑
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