大学入試の英語に外部試験の活用を促そうと、具体的な指針を検討する文部科学省の連絡協議会が2日から始まり、生徒の経済状況や住んでいる場所によって受験機会に差が出ないような対策が必要だといった意見が出されました。 文部科学省は大学入試の英語で「聞く・話す・読む・書く」の4つの力をはかる外部試験の活用を促すことにしていて、具体的な指針をまとめる連絡協議会を立ち上げました。 2日開かれた初めての会合には、外部試験を行っている団体の代表や専門家など28人の委員が出席し、指針をまとめるうえで今後、検討すべき点を話し合いました。委員からは「生徒たちは学習指導要領に沿った勉強をし入試に臨むが、外部試験を導入する場合、学習指導要領との関係をどう考えるのか」といった意見や、「受験料が2万円を超える外部試験もあり、地域によっては試験会場が限られている。生徒の経済状況や住んでいる場所によって受験機会に差が出ないよ