阿部 「学校の先生たちの負担をどう減らすのかについてです。」 和久田 「こちらは、学校の教員の残業時間の変化です。 昭和41年度は、月平均およそ8時間だったのに対し、平成18年度は、およそ42時間と、5倍以上に増えています。 背景には、特別な支援が求められる生徒や外国人生徒の増加。 不登校やいじめ、虐待への対応など、以前と比べ、学校現場が抱える課題が多様化していることがあげられます。」 阿部 「こうした中、教員の長時間労働の解消に向けて、今、議論が起きているのが『部活動』の指導をどうするかです。 そもそも部活動は、教員が必ずしも指導の義務を負うものではないと位置づけられていて、教員の業務が増える中、その指導の負担を減らすべきという声が上がっているのです。 今、教員たちはどのような状況に置かれているのか取材しました。」