自動運転を構成する要素技術の一つに数えられる位置特定技術。衛星や電子基準点などからの情報をもとに自車位置を正確に把握し、寸分たがわぬ走行を可能にする技術だ。 カーナビなどでおなじみの従来のGPSは、場所によっては誤差が数十メートルに及ぶこともある。気付けば一本隣の道路を走行していることもあり、誤差数メートルであれば許容範囲とされるイメージだ。 しかし、自動運転においては数メートルの誤差は命取りとなる。自車位置や車線などの位置情報において許容される誤差は数センチに収めなければならないのだ。衛星電波が届きにくいトンネルや山間、ビル街なども含め、高精度な測位技術が求められている。 現在、国産の準天頂衛星システム「みちびき(QZSS)」の実用化に伴いより高精度な測位が可能となったことを契機に、さまざまな手法を組み合わせることで誤差を数センチレベルに抑える研究開発が進められており、測位技術開発が熱を
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