ブックマーク / magazine-k.jp (2)

  • 第8回 中国に見る新しいマンガ・コンテンツの波

    改革は「周縁」から起きる 多くの場合、大きな変革は中心からではなく周縁から始まる。マンガ産業も同じである。 思えば戦後の日マンガの変革は出版の中心地・東京からではなく、大阪から始まった。戦後まもなく手塚治虫を祖として始まった「ストーリーマンガ」は、中央からは「赤屋」という蔑称で呼ばれた大阪の零細出版社から生まれた。中央でマンガが子ども向け雑誌の1ページか2ページくらいのボリュームしか使えなかった時代、大阪ではマンガ単行が中心だった。つまりストーリーを語るために必要なボリュームがあったのだ。 仮に手塚治虫が東京の雑誌でデビューしていたとしたら、彼は凡庸な子どもマンガの作家に終わっていたかもしれない。デビュー間もない手塚が、単行デビュー作の『新寶島』(酒井七馬との合作)を引っさげて上京したとき、東京の大家のひとりは「これはマンガではない。こんなマンガはあなただけにしてほしい」と言った。

    第8回 中国に見る新しいマンガ・コンテンツの波
    kazumi_wakatsu
    kazumi_wakatsu 2019/04/18
    日本では周縁の役割はだいぶ前からTwitterが担ってるような気はしてる。
  • 新刊小説は滅亡について考えた方がいい

    雑誌「ダ・ヴィンチ」から「をめぐる物語」を依頼された時、僕のよくない癖が出た。 依頼を逆手に取って、おそらくは先方の望んでいないであろう小説を書いてしまったのだ。前にも「卒業をめぐる物語」を依頼されて、いつまでたっても卒業しない「高校三十三年生」という落語を書いてしまったことがある。あれも「ダ・ヴィンチ」の仕事だった。なんか、すみません。 今回もその発想でやった。大手出版社が新刊小説を刊行しなくなる、という話を書いた。題して「新刊小説の滅亡」(ダ・ヴィンチ編集部編『をめぐる物語〜小説よ、永遠に』に収録)。 発想は悪ふざけみたいなものだけれど、そしてこれは、タイトルありきで中身を考えていったような小説ではあるけれど、書き進むにしたがって、どんどん自分が真面目に、というより、冗談で済まないことを書いているのに気がついた。 新刊小説の一斉刊行停止という、架空の事態に説得力を持たせるのに、努力

    kazumi_wakatsu
    kazumi_wakatsu 2015/12/05
    「新刊を買って過ごす素敵な生活」を消費者に想像させるようなプロモーションしてくべきなんじゃないのか。図書館の方が生活に密着しちゃってるんだしそりゃ敵わないっしょ
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