★★★★☆ あらすじ 心臓病のために医者に仕事をすることを止められた男は、国から援助を受けるために奔走する。 感想 失業保険や休業補償を受け取るために役所をたらいまわしにされ、やたら待たされ、良く分からない手続きを何度もさせられる。どこの国でも一緒だなと思いながら見ていたが、本来は、なるべく多くの困っている人たちを助けるために効率よく運用できるよう作られたシステムのはずだ。それなのに、それのせいで支援を受けられず自尊心まで傷つけられる人がたくさんいるというのは皮肉な話だ。 主人公の状況や行動を知れば一目瞭然なのに、誰もそれを見ようとも彼の話に耳を貸そうともしないで、マニュアルに則って無意味な質問や理不尽な手続きを要求する。その結果病気で働けないのに、基準を満たすためだけの無意味な求職活動をする羽目になったりもする。しかも、書類などで求職活動の実績を示すことが出来なければ、何もしてないのと同