ジャーナリストも受難の時代を迎えている。 デジタル化が進むにつれ、アナログ時代ほどの利益を上げることのできなくなった既存のジャーナリズム組織が人員削減を余儀なくされているためだ。 例えば、米国ニュース編集者協会によると、新聞社の編集局の職は2000年には5万6400あったが、2009年には4万1500に減少している。4人に1人が職を失った計算になる。日本でも同様の人員削減は増えてきており、今後さらに加速していくであろう。 では、職を失ったジャーナリストはどうしたらよいだろうか? 今回は、新聞社をクビになるも、独自の境地を切り拓いて成功を収めているミシェル・リーダーを取り上げる。グランドセントラル・ターミナル発の電車に1時間ほど乗り、彼女の自宅兼オフィスのあるピークスキルの街を訪ねた。 メールで新聞社解雇を通達され、フリーランスを志す リーダーは名門ブランダイス大学の卒業で、専攻は経済学。調