「真空管」。それは不思議な部品だ。 以前「DN-SE84i」でも紹介したが、最近、真空管を使ったPCオーディオ向けのデスクトップ製品が人気を集めている。その理由を察するに、1つはオーディオ製品だと一目で分かる愛らしいスタイル、そして、手ごろな価格帯(近年の真空管アンプは、目が飛び出るほど高価な製品が大多数だった)、いわゆるコストパフォーマンスの高さによるものだろう。 実際、真空管は増幅装置としての機能性はICだけでなくトランジスタにも劣るし、耐久性に関しても手放しで褒められるレベルではない。しかし、こと音楽信号の増幅に使うと、これまた相性がいい。しかもクラシックなど昔からある音楽だけでなく、J-POPをはじめとするフルレンジスピーカーでも目立つ音に仕上げられたクセの強いサウンドのジャンルですら、それなりに心地よい響きで聴かせてくれるようになる。 今回紹介するFOUR CHANNEL「AF-
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