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ブックマーク / sces.th.phy.saitama-u.ac.jp/~saso (1)

  • 物理学に関する5つの誤解

    物理学に関する5つの誤解 誤解その1 物理学の頂点は素粒子論である。 これは誤解である。素粒子論は進みすぎて,理論を検証する実験はお金がかかりすぎて,理論と実験を比較することがほとんどできない。(有名なのは,SSC(Superconducting Super Collider、超伝導超大型加速器)計画で,お金がかかりすぎるとして,1993年にアメリカ議会で予算案が否決された。)これでは自然科学とはいえない。 誤解その2 物理学の研究の中心は素粒子物理学である。 これは40-50年前までの話である。現在,年に2回ある日物理学会の講演会でも,研究発表の数は素粒子・原子核・宇宙を合わせても2割しかない。残りの8割は物性物理学である。 誤解その3 現代物理学は相対論と量子力学によって始まった。 これは部分的に誤解である。特殊相対性理論はむしろ古典物理学の完成と言った方がよい。現代物理学の真髄は量

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