4月28日付けで、安心ネットづくり促進協議会のコミュニティサイト検証作業部会の最終報告書が公開された。この作業部会は、同協議会発足時にあったものではなく、活動を続けていくうちに専門の検証部会を作るべき、という提案に基づいて、あとからできたものだ。千葉大学の藤川大祐教授が主査となり、筆者らが作ったMIAUもここに参加している。 コミュニティサイトの問題とその取り組みや成果に関しては報告書をご覧いただくとして、本稿では同時に公開された調査資料「青少年が利用するコミュニティサイトに関する実態調査(PDF)」に言及してみたい。同作業部会がリサーチ会社に委託して、小学3年生から高校3年生までを対象にアンケートした結果である。 実施したSNSは、「GREE」「魔法のiらんど」「モバゲータウン」「mixi」の4つ。実際には高校生だけで75%近くを占める、若干偏った結果となったが、子供の利用者実態からする
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