第1回李浩哲統一路文学賞受賞者の金石範氏 「朝鮮を卑下した川端康成に怒り」 18日の懇談会で「朝鮮籍」に関する考えなど述べ 「日本のノーベル文学賞受賞作家の川端康成がどこかで『朝鮮をテーマにした文学は普遍性がない』と言ったことがあります。その言葉が、若い私には骨身にしみて迫ってきました。日本文学は上位文学で在日朝鮮人文学は下位文学という、帝国主義的な発言でした。私の一生は、想像力を武器にして、日本語で朝鮮を書くことができるということを証明してきた過程でした」 済州4・3抗争を描いた大河小説『火山島』で第1回李浩哲統一路文学賞を受賞した在日同胞の作家・金石範氏(<キム・ソクポム>93・写真)は、このように語った。18日昼、ソウル恩平区(ウンピョング)のある飲食店で記者団と会った彼は、『火山島』の執筆過程と「朝鮮籍」にこだわる理由、ろうそく革命後の韓国社会と南北関係などについて、率直かつ情熱的