ティム・バーナーズ=リー卿は、現代情報社会を創出する基盤となったWorld Wide Web(WWW)の基本技術の発明、および基幹となる言語HTMLや関連技術の設計と開発、社会への展開に多大なる貢献を果たしました。また同氏は、先導的技術者としてだけでなく、インターネットによる情報社会形成の主導的役割を果たし、WWWの世界展開に際しては、日本や慶應義塾研究者との友好関係の構築にも寄与されました。WWWの生みの親として知られるティム・バーナーズ=リー卿の功績は極めて大きいものであり、環境情報学部の強い推薦を受け、義塾としてこれを顕彰します。