法律上は任意参加でありながら、全員参加が暗黙の了解になっていることも多いPTA。「子どもが小学校に入学した日からPTA会員になった僕は、なんか変だぞと感じたり、いやいやなかなかPTAっていいとこあるじゃんなどと思ったりしつつ、2007年からはいわゆる本部役員まで経験してしまった。その中で、感じ、調べ、議論してきたことを一冊の本にまとめた」。こう話す『PTA再活用論―悩ましき現実を超えて』(中公新書ラクレ)著者の作家・川端裕人さんが、各地のPTA活動や組織活動をリポートします。 今回の舞台は沖縄県。2014(平成26)年度から“自動入会PTA”をやめて“任意入会”とした、「那覇市立識名(しきな)小学校PTA」。「普通のPTA活動」からどんなふうに改革を実現したのか、識名小学校PTA会長の福里浩明さんを直撃インタビューします。 PTAに関わったきっかけは、担任からの「学級レクをやってほしい」と