「2と3の比」は,「2:3」と書きます。比の値は,2÷3=2/3( / は分数の横線)です。「3と2の比」は,「3:2」と書きます。比の値は,3÷2=3/2です。 「2の3に対する比」は,「2:3」と書きます。比の値は2/3 です。 したがって,「3に対する2の比」は,「2:3」と書きます。比の値は2/3 です。 しかし,「2の3に対する比」「3に対する2の比」という言い方は紛らわしいので,最近は,引掛け問題としても見かけないと思っていた(平成23年発行の教科書にはないようです)のですが,今年度発行の教科書には扱うものもあるようです。(現物未確認) 手元にあるもので確認できたのは,昭和61年(1986年)発行の東京書籍の「算数6上」(著作者:小平邦彦,中島健三,広中平祐ほか30名)の49頁。 「a:bの比の値は,bをもとにすると,aがその何倍にあたるかを表している数です。それで,a:bを「