2019年に施行された働き方改革。来年には、これまで対象外だったトラックドライバーの残業が規制され、「2024年問題」として物流業界の人手不足が懸念されている。ドライバーが業務に従事する時間が減ることで、運べる荷物も減ることが問題視されているが、トラックドライバーの経験を持つライターの橋本愛喜さんは「問題の本質は別のところにある」と訴える。橋本さんが2024年問題で懸念していることやドライバーの過酷な労働環境の現状について聞いた。(聞き手:荻上チキ/TBSラジオ/Yahoo!ニュース Voice) ――トラックドライバーを取り巻く「2024年問題」について教えてください。 橋本愛喜: 2019年に労働基準法が改正され、いわゆる働き方改革関連法が施行されたのですが、自動車運転の業務にはすぐに適用されませんでした。トラックドライバーは慣行的に長時間労働が根づいており、すぐには改善されないだろう
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