三方よしという考えかたがある。 売り手よし 買い手よし 世間よし これがデザイン業務だと、どうなるか。 デザイナーよし クライアントよし 受け手(消費者)よし これがすごい厄介な問題であり たまに、クライアントのことを考えず 受け手だけ考える人がいる。 デザイン案をクライアントにプレゼンし 「受け手はこう見るから、こうしました」と言う。 そしてクライアントが思っていたものと 違うものができてしまう。 クライアントも何も考えていないわけではない。 クライアントはデザインだけでなく その中身や意味合いまでを理解している。 その上で発注しているはずである。 たまに何も把握していないで 発注する人がいるが、それはごく稀な話である。 デザイナーの中に 見た目のことしか考えていない人が、いたりする。 それは美大出身者に多いように感じる。 ずっと描いたり、創作したりしていて 確かに技術面では上手である。