【ソウル=藤本欣也】韓国の朴(パク・クネ)槿恵大統領の名誉をコラムで傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)に無罪判決を言い渡した李東根(イ・ドングン)裁判長は17日、ソウル中央地裁で「(朴大統領の)名誉を毀損したとは認められない」と述べた。 李裁判長は「韓国は民主主義制度を尊重しないといけない。憲法でも言論の自由を保障している」としたうえで、「本件も言論の自由の保護内に含まれる」と指摘。「外信記者(加藤前支局長)に対する表現の自由を差別的に制限できない」とした。
【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉をコラムで傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)に対する判決公判が17日午後1時54分ごろ、始まった。李東根(イ・ドングン)裁判長は、起訴内容やこれまでの検察側、弁護側双方の主張の説明から始め、冒頭での判決言い渡しは行わなかった。 これに先立ち、李裁判長は、韓国外務省から同法務省宛てに「韓日国交正常化50年」という節目の年に、この裁判が韓日関係改善の障害になっていることや、朴大統領をめぐる噂については既に虚偽と明らかになっている事情などを考慮し、「善処を望む」という要望が提出されたことを明らかにした。 10月19日の論告求刑公判で検察側は懲役1年6月を求刑。判決内容によっては日韓関係にも影響を与えかねない。 加藤前支局長のコラムは「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」の見出しで昨
脳が萎縮するアルツハイマー型認知症で見られる神経細胞の減少を抑える化合物を発見したと、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の高島明彦部長らの研究グループが16日発表した。 マウスに投与した実験で脳機能低下の抑制が見られた。治療薬の開発につながる可能性があるという。 認知症で最も多いアルツハイマー型認知症では、神経細胞内のたんぱく質の一つ「タウ」が異常な状態となって結合し、毒性を持つことで神経細胞が死滅すると考えられている。 発表によると、グループは、理化学研究所が保有する数多くの天然化合物の中から、タウの結合を防ぐ化合物を探索。有望な3種類の化合物を見つけた。 このうち一つの化合物が入った既存薬「イソプロテレノール」をタウが多いマウスに3か月間投与したところ、タウが結合せず、異常な行動を抑える様子が観察できたという。この薬は不整脈の治療などに使われている。
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