原因不明のまひを起こす子どもが昨年夏から相次いだ問題で、国立感染症研究所(感染研)は19日、実態調査の最新情報を明らかにした。昨年8月から12月3日までに報告された患者は、大人も含めて26都府県の男女66人としている。 原因不明のまひは、発熱やせきなどの症状が出た後に起き、一部の患者から「エンテロウイルスD68」が検出されている。まひが出た患者の報告は昨年10月時点では47人だった。 感染研によると、12月3日現在の患者66人のうち6歳以下は41人。20歳未満が全体の9割強を占めた。性別は男性35人、女性30人、不明1人。発症した時期は9月に集中していた。