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2013年10月16日のブックマーク (2件)

  • 統合失調症に神経回路の異常が関わることをMRIで同定—最新の解析技術を用いて病態の解明に貢献—

    統合失調症は、およそ100人に1人の割合で発病する精神疾患です。精神疾患は厚生労働省が指定する国民の5大疾病の一つですが、その中でも特に中核的な病気とされています。よくみられる症状としては、幻聴(自分の悪口が聞こえてくる)、妄想(自分が狙われている)、思考の障害(考えがまとまらなくなる)、意欲の障害(やる気が起こらなくてひきこもってしまう)などがあります。脳の病気と想定されていますが、非侵襲的に実際の患者の脳内を調べる方法や検討できる項目が限られ、その詳しい病態や発症メカニズムは未だわかっておらず、治療法も限られているのが現状です。 このたび、村井俊哉 医学研究科教授、高橋英彦 同准教授、宮田淳 医学部附属病院助教、久保田学 医学研究科博士課程学生らのグループは、福山秀直 医学研究科附属脳機能総合研究センター教授らと共同で、統合失調症患者と健常被験者を対象としてMRI撮像を行いました。そし

    統合失調症に神経回路の異常が関わることをMRIで同定—最新の解析技術を用いて病態の解明に貢献—
  • プレスリリース詳細 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

    印刷用PDF(499KB) 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター (NCNP) 総務課広報係 TEL:042-341-2711 MRI画像を用いた統合失調症うつ病の鑑別方法を開発 統合失調症うつ病などの精神疾患は、患者の主観的体験を医師が問診によって聞き出し、それによって得られる情報に基づいて診断されており、客観性に乏しいことが問題とされてきました。統合失調症は病初期や経過中にうつ状態を呈することが多く、うつ病(大うつ病性障害)でも妄想を生じることがあることから、両者の鑑別が難しいケースが少なくありません。これらの2疾患は治療法が大きく異なるため、問診だけでなく、脳科学的方法によって鑑別する方法の開発が待たれています。国立精神・神経医療研究センター神経研究所 疾病研究第三部 太田深秀室長、功刀浩部長らのグループは、女性の統合失調症うつ病とを鑑別する指標としてMRI(核磁気共鳴