今、教育格差が広がっています。特に貧困の再生産などが話題になっていますね。 今回は御茶ノ水大学の耳塚寛明による『小学校学力格差に挑む : だれが学力を獲得するのか(<特集>「格差」に挑む)』という研究の紹介です。 メリトクラシーとは 耳塚教授は、本来あるべき教育システムは「メリトクラシー」であると述べています。 社会学者マイケル・ヤングの定義にならえば、メリトクラシーの「メリット」とは「IQ+Effort」のこと。生まれ・身分・階級・富といった所与の条件ではなく、能力に努力を加えたメリットを獲得した者たちが成功し、指導的な階層をかたちづくる社会をメリトクラシーと呼びます。(学力格差と「ペアレントクラシー」の問題) 個人の努力と、その結果としての能力が、成功につながる社会こそが平等な社会であるわけですね。 メリトクラシーは、結果として地位や名誉、権力や富が不平等に配分されるので、いうなれば「
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