[東京 2日 ロイター] 証券取引等監視委員会は2日、神戸市在住の無職男性(40)が、保有する銘柄の株価を釣り上げようと電子掲示板に虚偽情報を流すなど金融商品取引法違反(風説の流布、偽計)をしたとして、兵庫県警本部と合同で強制調査・捜査を実施したと発表した。 男性が得た利益は5万円弱とみられる。 監視委によれば、男性が虚偽情報を流すなどした銘柄は、エスプール2471.OSとロングライフホールディング4355.OS、日本マニュファクチャリングサービス2162.OS、フルスピード2159.Tなど。このうち、例えばエスプール株式については今年8月、実際に存在しない業務提携交渉があるかに装ったり、同社の業績が大幅に拡大していたり割安銘柄だと指摘する記事が実際にはないのにあったかのように装い、ヤフー4689.T掲示板に書き込みをした。この結果、株価は1万6000円程度から1万7700円程度に上昇した
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