「この仕事って、意味があるんだろうか?」 「もっと世の中に貢献できる仕事があるんじゃないか?」 そう思ったことはないでしょうか? 私にはあります。 それはちょうど、P&Gに入社して3年目。どんどん仕事を任せてもらえるようになったころでした。 私は毎日、徹夜も厭わず、がむしゃらに働いていました。「どうすれば競合他社に勝てるのか?」「どうすればこの洗剤がより売れるのか?」……そればかり考えていました。 ところがある日「待てよ、これって世の中にどれだけ貢献しているのだろうか?」という疑問が浮かんでしまったのです。 今になって考えれば、どんな仕事にだって意義はあります。まわりまわって世の中に貢献しているはずです。しかしそのときは、そこまで視野は広くありませんでした。いわゆる「若気の至り」もあったと思います。 「会社のため」「競合に勝つため」というよりも「もっと人の役に立たなくてはいけない」という強