◇インターリーグ レンジャーズ2―0ナショナルズ(2014年6月1日 ワシントン) 【写真】8回無失点で5勝目を挙げたダルビッシュ レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は1日(日本時間2日)、ナショナルズ戦に先発し、8回無失点、今季自己最多タイの12奪三振で5勝目を挙げた。5月27日(同28日)のツインズ戦の登板を寝違えによる首の張りで緊急回避した影響を感じさせない快投で、防御率は2・08に。ヤンキース・田中将大投手(25)の2・06に次ぐア・リーグ2位となり、シーズン途中ながら大リーグ史上初めて日本人投手で1、2位を占めた。 球場がどよめきに包まれた。4回だ。すっぽ抜けたかに見えたダルビッシュの球がゆっくり捕手のミットに収まった。59マイル(約95キロ)のカーブ。3球で見逃し三振に倒れた4番の左打者、ラローシュは「投げ損なってバックネットに当たるかと思ったら、球が落ちてきて…。手