ブックマーク / huyukiitoichi.hatenadiary.jp (2)

  • 家を見る目と意識を一変させてくれる、素晴らしいサイエンスノンフィクション──『家は生態系―あなたは20万種の生き物と暮らしている』 - 基本読書

    家は生態系―あなたは20万種の生き物と暮らしている 作者:ロブ・ダン発売日: 2021/02/19メディア: 単行家には時折ゴキブリやクモなどの外部の生物が紛れ込んでくることがあるとはいえ、そうそういつも見かけるものではない。大抵の場合、家には自分とその家族しかいないように見える。だが、実際には家はそれ自体が一つの生態系といえるぐらいに大量の生物、細菌、微生物の巣になっている。それどころか、我々の身体はそうした身近な細菌たちの存在なしには立ち行かない存在なのだ──と、身近な生物の多様さとその意味に目を向けていくのが、書『家は生態系』である。 僕も様々なサイエンス・ノンフィクションを読んでいくうちに、家や自分の身体がさまざまな細菌と微生物たちで溢れていることそれ自体はよく知っているつもりであったが、ここまでとは思わなかった。単純に数が多いだけでなく、希少性が高く他で見つからなかった種や、

    家を見る目と意識を一変させてくれる、素晴らしいサイエンスノンフィクション──『家は生態系―あなたは20万種の生き物と暮らしている』 - 基本読書
  • ネットワークという観点から近年の歴史を語り直す──『スクエア・アンド・タワー:ネットワークが創り変えた世界』 - 基本読書

    スクエア・アンド・タワー(上): ネットワークが創り変えた世界 作者:ニーアル ファーガソン出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2019/12/06メディア: 単行スクエア・アンド・タワー(下): 権力と革命 500年の興亡史 作者:ニーアル ファーガソン出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2019/12/06メディア: 単行「スクエア・アンド・タワー」、直訳すると「広場と塔」というのは不思議な書名だが、これはそれぞれネットワーク型と階層型の社会や人間関係全般をさしている。 たとえば、人間の暮らしはこれまで多くの場面において階層型の構造が支配的であった。上に立つ人間が下の人間に情報や命令を伝え、それが下の人間へと広がっていく「塔」の構造。一方近年はネットワーク優位な時代といわれる。単純に階級に応じて力の強さが決まる階層型に対して、水平に広がった集団の中での力関係は、複数

    ネットワークという観点から近年の歴史を語り直す──『スクエア・アンド・タワー:ネットワークが創り変えた世界』 - 基本読書
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