ブックマーク / blog.tinect.jp (6)

  • アフリカの「若者の失業率60%」の国に行ったら、「日本人はよく働く」の意味がようやくわかった

    10月の終わりから、11月の頭にかけ、知人の紹介でアフリカの「ジブチ」に行ってきた。 変わった体験をしたので、レポートしたい。なお記事に書かれていることは事実に基づいてはいるが、あくまでも私見だ。 ジブチは、アフリカ東部の小さな国で、面積は四国の約1.3倍だが、人口はたったの100万人。 国土はほとんど砂漠で、「世界で最も暑い国」の一つと言われている。 農業に向いている国土ではないので、料の自給率はたったの3%。 輸入がストップすると飢えてしまう。 入国にビザが必要で、日人はほとんどいないが、自衛隊がソマリアの海賊から船を守るという名目で派遣されており、唯一の海外自衛隊拠点がある国だ。 他にもジブチにはアメリカ軍、フランス軍、イタリア軍、そして中国軍が駐留しており、巧みな外交と絶妙な軍事バランスの上に国防が成り立っている。 なお、ジブチでは東洋人と言えば、中国人らしい。 街を歩いてい

    アフリカの「若者の失業率60%」の国に行ったら、「日本人はよく働く」の意味がようやくわかった
  • 日本の経営者は「ムチャをしてすごい成果を挙げることこそ、魅力的なリーダーの条件」と勘違いしている

    もうずいぶんと昔の話だが、友人起業し、順調に事業を成長させているという噂を耳にしたことがあった。 懐かしさもあり久しぶりに連絡を取ると、さっそく一杯飲もうということになり、仕事終わりに彼の会社を訪れる。 彼のオフィスに着いたのは、迷惑にならない時間を選んだつもりで21時頃だっただろうか。 しかしまだ、多くの社員が残業の真っ只中ということで、入れ替わり社長室に入ってくる社員に次々と指示を出し続けていた。 その勢いがひとしきり落ち着くと、彼はカバンから財布だけ取り出し、「近くにいい店があるんで行こう」と言う。 きっと飲んだ後に、もう一度オフィスに戻ってくるつもりなのだろう。 そんな様子が気になり、ビールで乾杯すると開口一番、彼に問いかけた。 「お前が帰らないと、社員も帰れないだろ。いつもこんな感じなのか?」 「あぁ。大手メーカーとの取り引きが決まって、今が勝負どころだからな」 「気持ちはわか

    日本の経営者は「ムチャをしてすごい成果を挙げることこそ、魅力的なリーダーの条件」と勘違いしている
  • 「部下を叱っても、たいして意味はない」と考えていたマネジャーの話

    コンサルティング会社にいたとき、新任の管理職向けの研修をやっていたことがある。 その研修の中で、「𠮟り方」は一つのジャンルとなっていた。 大人に向かって「叱る」のは、なかなか得られない経験であるから、管理職になった時には「叱り方」を学ばせたい、という意向を持つ経営陣はそこそこ多いので、それを反映した形だ。 * しかし、当に「叱ること」が重要なのか? という点については、あまり議論はなかった。 だが、「叱ること」と「マネジメント」は、私が観察するかぎり、研修や書籍などでは現状、ほぼセットで語られている。 「上司は部下を叱って当然」 「叱らない上司はむしろダメ」 「叱ることは、怒ることとちがって、その人のためになること」 そんな「常識」が、そこには存在している。 果たして、それは自明なのだろうか。 叱らないマネジャー 叱らないマネジャーを見たことがある。 この人は、「テクニックとして叱らな

    「部下を叱っても、たいして意味はない」と考えていたマネジャーの話
  • 人は「楽と感じる方法」しか選ばないことを前提に、仕組みを作らなければならない。

    少し以前のことだが、あるベンチャー企業のドキュメンタリーをみていた時のことだ。 その会社では、社運を賭け画期的な生活家電の製造・販売に乗り出し、デパートの催事場で展示即売会を仕掛けるという。 出陣式のようなものまで開き、やる気みなぎるように見えるシーンには熱気を感じる。 しかしいざフタを開けてみれば、販売目標50台に対して売れたのはたったの10台。 営業部長以下、社員全員が意気消沈してしまい、社に戻るとさっそく反省会を始めることにした。 そしてその際、社員たちから出てきた反省の言葉は要旨、以下のようなものだった。 「お客様から質問をして頂いても、ほとんど答えることができなかった」 「新機能をどのように使うのかなど、生活に即したアドバイスができなかった」 表現はそれぞれだが、社員たちの言葉は製品を理解していないために売れなかった、という趣旨のものだった。 それらの言葉を受け、営業部長は居合わ

    人は「楽と感じる方法」しか選ばないことを前提に、仕組みを作らなければならない。
  • 「攻撃するために質問する人」が職場にいると何が起きるか

    ちょっと前の話なんですが、職場にて、わたしとはまた別のチームのリーダーが辞めてしまって、とても惜しいなーという気分になっています。 実力がある人でした。色んな知識を持っていて、その知識を応用するやり方も知っていて、課題を見つければその課題を解決する方法を、しかも実現可能なやり方で考えられる人でした。 ただ、私が見る限り、その人にはたった一つだけ、非常に大きな欠点があって。 それは、彼が、 「攻撃の手段としてしか質問をしない人」だった、ということなのです。 まず前提として。 来であれば、「質問」というのは、何か自分が知らないことを教えてもらう、あるいは自分が知っていることと相手が知っていることを合わせて、新しい知見を導くために使うものです。 良い質問があると話が進みますし、皆の知見が深まります。 だから質問は大事ですし、気軽に質問が出来る環境作りも非常に重要です。 その辺の話については以前

    「攻撃するために質問する人」が職場にいると何が起きるか
  • 営業などの非エンジニア部門と、エンジニア部門の仲が悪いのは、真剣にマズいと思います。

    先週の話なんですが、ドワンゴさんに絡んで、三つ程記事を拝読しました。 退職しました 2019/10/31 を持って8年間勤めてきたドワンゴを退職しました。 ドワンゴ退職エントリの旬は過ぎているよう気もしますし、こんな何年も放置していたブログで今更何をと思わなくもないですが、なんとなく自分の気持ちの整理もかねて適当に綴ってみようと思います。 現職エントリ 自分の仕事やチームが好きなので、私は楽しく働いてるよーって伝えたくて書いてみます。 退職エントリを書くのは自由なのかも知れないし、書いた人の率直な気持ちだから全くもちろん良いわけなのですが、私みたいに心の弱いヤツは読んだらめちゃくちゃズーン😢てなっちゃうので。 ドワンゴ現職エントリ(別の視点から) 昨日からのドワンゴ退職エントリからの現職エントリの流れに思うところがあり書かせてきただく。 はじめに断っておくが、私は件の現職エントリで言う所

    営業などの非エンジニア部門と、エンジニア部門の仲が悪いのは、真剣にマズいと思います。
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