中堅出版社、幻冬舎(見城徹社長、東京都渋谷区)は23日、経理などを担当していた管理職の社員が、同社の銀行口座から不正に現金を引き出し、私的流用していたと発表した。同社は、この社員を同日付で懲戒解雇処分とした。 同社によると、流用の総額など詳細は調査中でまだ分からないが、「連結および単独両決算に影響を及ぼす可能性が高い」という。元社員は流用を認めており、同社は刑事告訴を検討している。
世界最大級のアニメ展示会「東京国際アニメフェア2009」が18~21日、東京ビッグサイトで開かれ、入場者数は過去最高の約13万人を集めた。展示会からかいま見えた今後を探った。【河村成浩】 ◇人気健在も受難の時代 一般公開日の20、21日には、最新映像の披露や声優のイベント目当てに来場者が殺到、「来場者の滞留時間も増えており、前回よりも確実に盛り上がっている」(実行委員会事務局)と言う通り、過去最高の入場者数を更新した。イベント自体は盛り上がったが、大手9社が「メーカー横断新作アニメガイド」を配布し、メーカーの“壁”を越えたようにアニメ会社は危機感を持っている。 その理由は、DVD販売の伸び悩みにある。テレビアニメのビジネスモデルは、テレビ放送によって幅広い人に視聴してもらい、DVDやグッズで収益を上げている。だが近年はDVDとブルーレイディスクの1巻あたりで10万本売れる大ヒット作が出る一
【ニューヨーク小倉孝保】米国で陪審員が裁判中、携帯電話端末でグーグルなどインターネットの検索サイトに接続し、規則に反して担当事件の情報を入手、裁判に支障をきたすケースが相次いでいる。18日付の米紙ニューヨーク・タイムズなどが報じた。 同紙によると先週、南部フロリダ州で開かれた麻薬関連の連邦刑事裁判で、陪審員1人が裁判官に、インターネットで事件について調べたことを認めた。裁判官が他の8人の陪審員を調べたところ、全員が同じようにネットで情報を入手していたという。裁判官は裁判手続きのミスを宣言し、公判を停止させた。同紙は「グーグル誤審」と呼んでいる。 また、AP通信によると南部アーカンソー州では12日、民事裁判の当事者だった建設資材会社社長が陪審の評決を不服として控訴した。社長側は、陪審員が「ツイッター」と呼ばれるインターネットサービスを介して外部と情報を交わし、裁判情報を流していたと主張し
人情味豊かな本格ミステリーで知られる作家、泡坂妻夫(あわさか・つまお、本名・厚川昌男=あつかわ・まさお)さんが3日、死去した。75歳。葬儀は7日午前11時、東京都豊島区南池袋4の25の2の南池袋斎場。喪主は妻厚川耀子(あつかわ・ようこ)さん。 都立九段高校を卒業後、紋章上絵師の家業を継ぎながら、奇術を愛好し、プロ級の腕で知られた。75年「DL2号機事件」で第1回幻影城新人賞佳作に入賞してデビュー。この作品で名探偵、亜愛一郎が誕生した。 奇術を小道具にした「11枚のトランプ」、小説の構造そのものをトリックにした「生者と死者」など、本格物でミステリーファンの熱心な支持を集めた。他の作品に「乱れからくり」(日本推理作家協会賞)、「折鶴」(泉鏡花文学賞)、「死者の輪舞」「毒薬の輪舞」「迷蝶の島」など。90年には職人の世界を描いた「蔭桔梗」で直木賞を受賞した。
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