三文享楽です。 毒のある笑い、ユーモアの効いた笑い、ナンセンスな笑い。数々ある笑いの種類。 自分にあってる笑いはなんなのか、そればかりを考えていた一頃がありました。今回の笑い島を読んでみて、これはちょうどその頃に書かれたものだったような気がしてきました。さあ、なんのひねりもない、ただの笑いをしましょう。わははははは。 5の続き牛が気絶しても互いに離れることのなかった視線が二つとも僕の方を向いて制止した。少なくとも僕は今、この状況で最もふさわしいことを言ってやったぞ。 「いやあ、それにしてもなかなか良いツッコミの人材ができたようじゃないか」 「まあ、そうだね。最初はツッコミから入るものさ。普通に考えられることと違うことに的確な言葉を充てて笑いを区切っていくことから始まるからね。声にするときの雰囲気や言葉選びによってそのツッコミの面白さは変わるけど、まずは笑いとして区切ることができるかだよ。見